SETOYASHIKI PROJECT
瀬戸屋敷プロジェクト
瀬戸屋敷から日本の伝統を。誰もが立ち寄ることができる築300年の日本家屋。
担当
開成設計室
瀬戸屋敷
開成町にある築300年の古民家。300年という長い時間の流れに洗われ、おだやかで、やわらかい空気で私たちを出迎えてくれる空間である。水車や土蔵、囲炉裏、土間など、昔の日本が今もそのまま残されている。
「なつかしいって、あたらしい」これをテーマに様々なイベントが開催され、町民だけでなく観光客をも楽しむことが出来る。
瀬戸屋敷
外国人ツアー
瀬戸屋敷では昨年から、アメリカからの団体観光客団体観光客の受け入れを行っている。ツアーの中では、瀬戸屋敷という日本の古き良き姿が残る空間で、地域の人々と一緒に釜戸でご飯を炊いたり、味噌汁作りをしたりなど、日本文化を伝えている。古くからある瀬戸屋敷だからこそ感じられる体験がそこにある。
文化体験だけでなく、外国人と地域の人々が繋がる架け橋にもなっている。
老若男女、全ての人に
私たちは実際に瀬戸屋敷の方の協力を頂き、外国人受け入れツアーに運営側として参加させてもらった。今まで、自分の目線でしか見えていなかった屋敷が、外国人の方と一緒に見て周り、たくさん話している中で、多くの問題点の発見があった。瀬戸屋敷でしか体験することの出来ないものをより多くの人に届けるためには、それらを解決する必要があると感じた。現在、第一回目の提案としてガタついたベンチの改修や、外国人高齢者に向けた椅子の設計、日本家屋にマッチした食事机の改修を行っている。